動作確認-オブジェクトストレージ ------------------------- | バケットを作成し、富岳・HPCIからオブジェクトストレージにアクセスできるかを確認します。 バケットの作成 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | 富岳・HPCIからFastConnect経由でアクセス可能なバケット作成手順です。 | 手順では通常のオブジェクトストレージを利用するようにしていますが、アーカイブストレージ等を利用する場合は、適宜設定を変更してください。 (1) メニューからオブジェクトストレージを選択 .. image:: ../img/OracleCloud-OJS-01.png :scale: 30% (2) R-CCS接続向けに作成したコンパート名を選択後、バケットの作成を選択 | 本書ではコンパートメント名をRequestorCompとしています。 .. image:: ../img/OracleCloud-OJS-02.png :scale: 30% (4) バケットを作成 | 名前はOracleCloudFastConnectServiceBucketとしています。 | 本書ではストレージ層を標準としています。アーカイブストレージを利用する場合はアーカイブを選択してください。 | また暗号化やイベント出力など、必要な機能があれば有効化してください。 .. image:: ../img/OracleCloud-OJS-03.png :scale: 30% (5) バケットが作成されたことを確認 .. image:: ../img/OracleCloud-OJS-04.png :scale: 30% (5) OCIDを確認 | OCIコマンドを利用して書き込みや読み出し、操作などを行うのに利用します。 .. image:: ../img/OracleCloud-OJS-05.png :scale: 30% オブジェクトストレージへのアクセス確認 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | 富岳・HPCIから作成したオブジェクトストレージへのアクセスを確認します。 | アクセスにはOCIコマンドを利用します。 (1) ユーザOCIDの取得 (1) メニューからユーザを選択 .. image:: ../img/OracleCloud-OCID-USER01.png :scale: 30% (2) データ転送を行うユーザを選択 本例ではユーザ名をOracleCloudFastConnectUserとしています。適宜置き換えてください。 .. image:: ../img/OracleCloud-OCID-USER02.png :scale: 30% (3) OCIDを取得 .. image:: ../img/OracleCloud-OCID-USER03.png :scale: 30% (2) テナントOCIDの取得 (1) メニューからテナント詳細を選択 .. image:: ../img/OracleCloud-OCID-TENANT01.png :scale: 30% (2) OCIDを取得 .. image:: ../img/OracleCloud-OCID-TENANT02.png :scale: 30% (3) OCIコマンドを利用するための環境設定 | 本項目ではR-CCSの富岳やHPCI共用ストレージログインノードへログインし、 | OCIコマンドを利用してオブジェクトストレージを利用するための環境設定を行います。 | OCIコマンドは以下からダウンロードできます。 | ・https://github.com/oracle/oci-cli | OCIコマンドの詳細な利用方法については本書では扱いません。以下等をご参照ください。 | ・https://docs.cloud.oracle.com/en-us/iaas/tools/oci-cli/2.12.2/oci_cli_docs/ (1) 富岳またはHPCI共用ストレージ(R-CCS拠点)のログインノードへログイン :: $ ssh (2) oci setup configを実行し環境を設定 :: $ oci setup config Enter a location for your config [/home//.oci/config]: Enter a user OCID: <取得したユーザOCIDを入力してください> Enter a tenancy OCID: <取得したテナントOCIDを入力してください> Enter a region : ap-tokyo-1 Do you want to generate a new RSA key pair? (If you decline you will be asked to supply the path to an existing key.) [Y/n]: Y Enter a directory for your keys to be created [/home//.oci]: <デフォルトでは~/.ociにコンフィグファイルおよびアクセスキーが作成されます> Enter a name for your key [oci_api_key]: Enter a passphrase for your private key (empty for no passphrase): <アクセスの際にパスワードを設定する場合は入力してください> Config written to /home//.oci/config (3) 作成されたOCI API Public Keyを確認 :: $ cat ~/.oci/oci_api_key_public.pem (3) OCI API Keyをユーザに紐付け | OCIコマンドでアクセスをするためにOCI API Keyを紐付けます。 (1) メニューからユーザを選択 .. image:: ../img/OracleCloud-OCID-USER01.png :scale: 30% (2) データ転送を行うユーザを選択 本例ではユーザ名をOracleCloudFastConnectUserとしています。適宜置き換えてください。 .. image:: ../img/OracleCloud-OCID-USER02.png :scale: 30% (3) APIキー項目を選択 .. image:: ../img/OracleCloud-APIKEYSETUP-01.png :scale: 30% (4) 公開キーの追加から環境設定で作成したOCI API Public Key(oci_api_key_public.pem)を追加 .. image:: ../img/OracleCloud-APIKEYSETUP-02.png :scale: 30% (5) APIキーが追加されたことを確認 .. image:: ../img/OracleCloud-APIKEYSETUP-03.png :scale: 30% (4) OCIコマンドでバケットへの書き込み | OCIコマンドを利用して、富岳・HPCI共用ストレージ(R-CCS拠点)のログインノードへデータを書き込み・読み出す例です。 (1) 富岳またはHPCI共用ストレージ(R-CCS拠点)のログインノードへログイン :: $ ssh (2) テストファイルの書き込み テストファイル・ディレクトリを作成して、バケットに書き込みを行う例です。 :: OCI書き込みコマンド $ oci os object bulk-upload -bn <作成したバケット名> --src-dir <アップロードするディレクトリのパス> :: "~/src_testdir"をOracleCloudFastConnectServiceBucketバケットに書き込む例 $ oci os object bulk-upload -bn OracleCloudFastConnectServiceBucket --src-dir ~/src_testdir (3) テストファイルの読み出し バケットに書き込んだ全てのファイルを読み出す例です。 :: OCI読み出しコマンド $ oci os object bulk-download -bn <作成したバケット名> --download-dir <テストファイルをダウンロードするパス> :: OracleCloudFastConnectServiceBucketバケットのファイルを"~/dest_testdir"に読み出す例 $ oci os object bulk-upload -bn OracleCloudFastConnectServiceBucket --src-dir ~/dest_testdir